ヒメユズリハ
ヒメユズリハの葉が、新旧おおかた入れ替わった。
しかし低温が続いたせいだろうか、新しい葉は縮れ気味で成長が思わしくない。
譲り葉。
古い葉が新しい葉に座を譲る。
家筋の繁栄を象徴する縁起物として、本土ではユズリハの葉を正月飾りに用いる。
与那国にはそのような習慣はないようだが、「ウブドゥリ」と呼んでおり、材の色から赤と白があるという。
それぞれを、アガ(赤)ウブドゥリ、ツー(白)ウブドゥリと区別しているのである。
ツーの方が、まっすぐに伸び、材も強く虫がつきにくいので建築材に適すという。
そういえば、ヒメユズリハは雌雄異株である。
今なら花を見れば、その差は一目瞭然だ。
雌花。
どちらも花弁がなく、蕊がむき出しなのが特徴。
ひょっとしたら、雌雄には花の形状だけでなく材質にも違いがあり、それをアガ、ツーと区別しているのではないだろうか。

