シロアゴガエルコールバック調査
特定外来生物・シロアゴガエルのコールバック調査をしています。
録音した鳴き声を流し、それに反応して鳴き返してくる個体がいるかどうか調べます。
与那国島でのシロアゴガエルは、幸いなことに2008年に1個体が捕獲されて以来、見つかっていません。
しかし一度侵入を見逃してしまえば、石垣島のようにあっという間に駆除が不可能なレベルに達してしまうことが考えられます。
与那国島は物資の多くを、シロアゴガエルが蔓延している沖縄本島や石垣島から運んでいます。
それは、常に与那国島はシロアゴガエル侵入の危機にさらされているということです。
地道に監視を続けていくことが大切です。
昨晩は島の南側の道路沿いを調査しました。
新川線では脇の茂みで無数のホタルの発光が観察できました。
しかし、キイロスジボタルにしちゃ、いやに明るい。
わかっちゃいるけど、懐中電灯で照らしてみれば・・・
ぎょえ~っ!!
ホタルと思ったらグロテスクな怪虫が!
ま、僕は驚きませんが、そうでない人はご注意を。
新川線、人面岩遊歩道一帯で光っているホタルの正体はコイツです。
オオシママドボタルの幼虫で、10月頃からはちゃんと大柄なホタルの姿になります。
ただしメスは翅が退化しているので幼虫と大差ない姿に見えます。
このホタル、もともと与那国島にいたのではなく、外来種です。
ワケあって奄美大島にはいませんが、石垣島と西表島に分布する種です。
なぜそれが与那国島にいるのかといえば・・・
複雑ですが、いわばヨナグニサン保護の功罪。
人面岩遊歩道は道沿いに多くのアカギが植えられていますが、その苗木は島外から持ち込まれたものです。
その苗木に付着してオオシママドボタルは侵入した可能性が高い!
幼虫は陸貝類を食べます。
想定外の天敵の出現に、ヨナグニマイマイをはじめ、与那国在来の陸貝たちは耐えうることができるでしょうか。
積極的な駆除活動などするべきなのか・・・。
まだ遊歩道一帯でしか定着していませんが、個体数はかなり多く、今後の動向が気がかりです。
