与那国 3連覇逃す
1月18日に開催された第34回八重山駅伝大会。
アンカーにタスキが渡った時、与那国チームが築きあげた独走態勢は、揺るぎないものになっていた。
後続との差は実に7分以上。
タスキを繋ぎ終えた面々は、ゴール地点で、ラジオの実況放送に耳を傾け、歓喜の時を待っていた。
・・・悲劇は突然起こった。
ラジオのアナウンサーが上ずった声で、与那国チームのアンカーが、脱水症状で倒れたことを伝えた。
みな呆然。
言葉もない。
ラジオからは生々しく、救急車のサイレンが聞こえてきた。
倒れた彼は、中学時代から八重山毎日駅伝のメンバー。
現在は、本土の大学で指導者の道を目指し、学んでいる。
この日、石垣島の正午の気温22.3℃、天候は晴れ。
前日に石垣入りした彼は、チーム初の3連覇を目指し、気温差20℃の過酷な条件の中を走っていた。
救急車の中では、メンバーひとりひとりの名前を呼び、涙を流しながら謝っていたという。
翌朝、落ち着きを取り戻した彼を、八重山病院に見舞った。
絶対的な強さの陰に潜んでいた思わぬ落とし穴。
しかし、さらなる強さを目指す上では、ただの通過点にしか過ぎない。
もう一度やってやろうじゃないの!
全員で誓い合い、空港へと向かった。
今回は防災無線を使って実況中継もされました。
応援をしてくださった方々、ありがとうございました。
与那国島でもサンサンラジオが聞けるといいね!
