台風の傷跡 | 与那国フィールドノート

台風の傷跡

うっそうと樹木に覆われていた谷間に、ポッカリと大きな空がのぞけるようになってしまいました。

昨夏、続けざまに来襲した台風の影響です。
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周囲からの土砂の流入も著しい。


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ここはヨナグニトキホコリの自生地です。

ヨナグニトキホコリは、湿度が保たれ、昼なおくらい場所に自生地するイラクサ科の植物です。


世界で唯一与那国島に自生する固有種で、現在ではここが唯一と言ってよい自生地となっています。

ところが、これほど明るく開けてしまうと、日当たりの良い場所を好む植物が続々と侵入し、ヨナグニトキホコリは自生地を奪われてしまう恐れがあります。


現在、それが進行中。

同じイラクサ科で大型のシマミズが勢力を増し、
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小型のヨナグニトキホコリは自生場所を追われてしまう。
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ヨナグニトキホコリが背後から忍び寄るシマミズに飲み込まれてしまいそうです。


ほかにも荒れ地などに生える雑多な植物が続々と侵入。
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今年も八重山、与那国島に頻繁に来るのであれば、周囲の樹林が回復は見込めそうにありません。

人工増殖に取り組み、時を待ち、元に戻せる体制を整えておく必要性を強く感じました。



与那国フィールドノート
2007年8月15日