旧盆 ウークイ(送り日)
日没後に来いという家が続出。
この時間帯でもよいという家は飛び飛びで、軽トラに乗ってせわしなく巡る。
あたりが薄暗くなる頃、ようやく筋道を一軒一軒回れるようになってきた。
携帯電話が鳴った。青年会長から。
祖納に数軒、どうしても久部良青年会のエイサーに来て欲しいという家があるという。
沖縄からの移民が多い久部良集落。
エイサーの伝統は古く、ぜひ!という家も多い。
応えないわけにはいかないだろう。
2班のうち、僕らの班が出向き、3軒で踊った。
打つ。
久部良に戻ると、残りの軒数も先が見えていた。
あと少しだ。がんばれよ。
疲れもピークだが門前で一礼することを忘れない。
そこは13年前、僕が初めて踊った時の青年会長宅。
父の仏前で今やリーダー的存在の娘が舞う。
若者たちの熱い熱い夜が終わった。
・・・いや、これからか!?
踊り手はみな一旦家に戻り、先祖を送り帰してから再び集う。
僕はシャワーを浴び、携帯電話を切って寝た。







