与那国島の旧盆 | 与那国フィールドノート

与那国島の旧盆

旧暦の中日(なかび)である昨日は、お休みを頂きました。

午前中、久部良岳に登ると、山頂のリュウキュウコクタン(植裁)が黄色~赤紫色に熟した果実をたくさんつけていました。

旧盆の頃に与那国の森では、リュウキュウコクタン(方言名:キダ)、サンゴジュ(アガキ)、モクタチバナ(アグティ)、バンジロウ(バンスル)、ヒラミレモン(ダマンニン)、アオノクマタケラン(ダマサンニン)、など、様々な果実が熟します。

これら山のなりものは「スルヌナイ」、お盆の実として仏前に供えられます。



さて、沖縄のお盆といえばエイサー。

与那国島でも、久部良青年会と祖納・比川両青年会の2つのエイサー団が、仏壇のある家々を巡っています。


踊り手には本土出身者も多く、僕もその一人として11年間踊りました。


30代に突入した昨年からは、通称“ネクタイ”と呼ばれる先導役をつとめています。

仏壇のある家に挨拶に回り、エイサーを招き入れてもらえるか、伺いをたてます。

OKならば、仏壇に線香をあげさせて頂き、エイサーを誘導します。


以前はキチッとネクタイを締めていたので“ネクタイ”と呼ばれるのですが、数年前から“かりゆしウェア”が定着しています。クールビズとかいって、時の大臣なんかが無理して着るあれです。


それにしても、何十件もの先祖代々からの仏壇に線香をあげるなんて!

一介のナイチャーにゃ重いよ。

失礼のないように、失礼のないように・・・


中日は昼過ぎからのスタートでした。

さあ、OKをとりつけた。行くぞ!



食い入るように見つめる子供たち。

今のメンバーには、僕がはじめた頃はこれくらいだった子も。

ああ・・・



夕刻からは仕事を終えたメンバーも加わり、本格的なスタート。

牛や資材を運ぶユニック車で3集落を効率よく移動する。



招かれたら土足でも遠慮なく上がるべし。

ただし仏前であることを忘れずに。



夜は更けてゆく。