サキシマヒラタクワガタ | 与那国フィールドノート

サキシマヒラタクワガタ

毎朝山羊のためにツァリバグの葉を刈ります。

ツァリバグとはショウロウクサギの方言名で、山羊はこの葉を最も好みます。


ツァリバグといえば、クワガタです。

与那国島では最もサキシマヒラタクワガタが好む樹種で、

雌が小枝をかじり、しみ出す樹液を雌雄が寄り添うように、あるいは交尾姿勢のまま、仲良く吸っています。

ショウロウクサギは畑の縁、林道沿いなど、どこにでも生える雑木ですが、クワガタが集まる木はある程度決まっています。そんな『御神木』を見つけたなら、それこそ鈴なり状態のクワガタを捕まえることができます。

夜に出かける必要はありません。昼間も活動しています。


与那国島の子供たちもクワガタは好きだけれど、このことをほとんどの子が知らないんだなあ。


クワガタが集まる木は何という木か知ってるか!と聞けば、

クヌギ!などという答えが返ってきたこともありました。

なんとまあ。


もちろん、沖縄にクヌギなどという木は生えていません。

本土とは気候、文化、自然が大きく違う沖縄ですが、一般的に出回っている教科書や本にはそう書いてあるので鵜呑みにしているのです。


知識先行でなく、体験を通して自分の『御神木』を見つけて欲しいな。