久部良岳の山肌 | 与那国フィールドノート

久部良岳の山肌

26日のブログで、久部良岳の西斜面にはビロウ林が発達していないことを書きました。

下の写真は、昨日の久部良岳山系です。

鉄塔の立っているのが久部良岳で、手前の西斜面はお伝えしたように緑色が日々濃くなっています。

一方、後方に続いている南斜面は、灰褐色のマダラ模様で、汚らしく見えます。


実はこの茶褐色の“汚れ”はビロウの葉です。

手前の木のように、多くのビロウが台風の塩害で枯れた葉をつけたままだからです。

ビロウ林がどの斜面で発達しているかよく分かります。


さて・・・


ビロウは塩害に強い植物だなあと思ったのは、昨年の10月でした。

これは昨年の10月10日の写真です。

10月6日に与那国島で最大風速63.2mを記録した台風15号が通過して数日。

足元(写真手前)の草はすでに茶褐色に変色しています。

山肌の樹木も変色し落葉が始まっているのですが、ビロウだけは台風前と変わらない緑色を保っています。


半年近く立った今、ビロウの葉は同じようにダメージを受けても、徐々に変色し、なおかつ落ちないということがわかります。

防風林に利用したら、かなり有効な木ではないかと思いましたが、あまり利用しているのを見たり聞いたりしたことがありません。

ただの素人考えだからかな。