不思議な植物 タカツルラン | 与那国フィールドノート

不思議な植物 タカツルラン

森の奥深くで目的の植物を見つけました。

直径30センチほどのフクギの幹を這う紫色を帯びた黄色の蔓。

長さ20mにもなるラン、タカツルランです。

まるでミミズのような枝(?)は樹幹に吸い付き、どんどん木を這い登っていきます。

その先端は宙をさまよい、まるで何かを探し求めているよう。

5~6月頃、橙黄色の花を多数つけるそう。

ぜひ見てみたいものですが、ここは道なき森の奥深く。

自生地を忘れないようにしなければなりません。


沖縄県のレッドデータブック(絶滅危惧Ⅱ類)によると、

「沖縄島では数カ所、石垣島では2カ所、西表島で2カ所で確認されているが、個体数は少ない。与那国島では1971年に確認された後、見つかっていない」とありました。


1960年代に造林業に関わっていた人の話では、当時から少なかったものの、時々見かけた記憶があるそうです。


10月2日に見つけたのは僅か1株ですが、現在でも自生していることが確認できたのは大きな収穫です。