ヨナグニサン | 与那国フィールドノート

ヨナグニサン

初ヨナグニサン

 朝の出勤途中、鳴る携帯電話に出ると祖納集落手前にある沖縄電力の事務所からです。なんと、昨夜灯火に飛来したヨナグニサンを保護しているので引き取りに来てほしいといいいます。


 今年初のヨナグニサンのとの対面は、鱗粉がやや剥げているものの、破れたりはしていない♂でした。暖冬でしたが、ほぼ例年通りの第1化の羽化です。


 写真は与那国流のヨナグニサン携帯法。何だかかわいそうな格好に見えますが、このように2本の棒で翅を閉じておけば、翅が痛んだり、破れたりすることはありません。まさに、かつてヨナグニサンが豊富に生息し、装飾用の標本にするために売買されていた頃からの“伝統の技”といえるかも知れません。現在では、ヨナグニサンは県の天然記念物に指定され、一切の売買が禁止されていますが、こうして保護しておけばヨナグニサンは羽ばたいて無駄に体力を使うことがなく、もっとも最適な方法といえます。


 この日、アヤミハビル館で飼育しているヨナグニサンも♂が一頭していました。