ヤワラケガキ | 与那国フィールドノート

ヤワラケガキ

 柔らかな毛に覆われたヤワラケガキの新芽です。


 与那国島が分布の北限で、国外では中国南部、台湾、スマトラなどに分布しています。与那国島での個体数は少なくないものの、幹の直径が15㎝を超えたり結実した株を見つけるのは困難です。




 与那国島には多くの植物に方言名があります。生活と自然が密接に関わっていた頃、それぞれの植物について、用途や特徴を的確に知っておく必要があったのでしょう。


 ヤワラケガキは方言名はダマキダといいます。ダマ(山)のキダ(リュウキュウコクタン)を意味し、まさに、自生環境と樹皮が黒褐色である特徴を的確に捉えたものといえます。

 材には“もち味”があり、茅葺き屋根の茅をおさえるのに利用されたそうです。