ヨナグニアカアシカタゾウムシ | 与那国フィールドノート

ヨナグニアカアシカタゾウムシ





 センダングサのてっぺんでくつろぐヨナグニアカアシカタゾウムシを見つけました。与那国島の固有種です。


 硬い上翅は互いに癒着して開くことができず、あまりにも硬いので鳥は嫌がって食べようとしません。


 個体数が多い普通種ですが、生活史についてはほとんど分かっていません。幼虫はどこでどんな生活をしているのか、誰も知らないのです。

 石垣島や西表島に分布する近縁なクロカタゾウムシは、マテバシイの実の中で育つというので、それが生態解明の手がかりになると考えています。


 カタゾウムシの仲間は、フィリピンやニューギニアで大繁栄しています。かつて陸続きだった台湾や中国大陸には分布していないので、ヨナグニアカアシカタゾウムシの祖先は、海流に乗ってやってきたと考えられています。

 だとすると、やっぱり硬い果実のカプセルに幼虫が守られて漂着した可能性が高いのかな。