丘の上こども園つぼみ組の朝。

今日は、園長先生が外出しているので、保育実習のブゥリーン先生がつぼみ組のフォローに入ります。


お部屋では、赤ちゃん達が自由におもちゃで遊んでいます。
ブゥリーン「みんな可愛い!おとなしいんですね。」
シエラ先生「そうなの。みんな全然手がかからなくて、いい子ばかりなのよ。」


早速、赤ちゃん達に紹介。
シエラ先生「はーい、みんな。こちらはブゥリーン先生ですよ。今日はよろしくね。」
みんな、初めてお部屋に来たブゥリーン先生に人見知り。シエラ先生にべったりで不安そうです。
ブゥリーン「あ…えーと、ブゥリーンです。仲良くしましょうね〜。」

シーーン…


たんぽぽ組の時とは様子が違いますね…

シエラ先生「大丈夫、焦らないで。すぐに慣れるわ。」
その時、隣の職員室の電話がリリリーン♬と鳴りました。

シエラ先生「あ、ブゥリーン先生、少しの間この子達を見ていてもらえますか?」
ブゥリーン「は、はいっ!わかりました!」
心の中では(えぇ――――っ、いきなり〜!?超不安〜!)

シエラ先生は、小走りで職員室へ行ってしまいました。

気を取り直して
ブゥリーン「さぁさぁ、みんなおもちゃであそびましょうねー。」
シーーン。
赤ちゃん達は、固まって動きません。

ブゥリーン「あら?みんなどうしたのかなぁ?」
ブゥリーン先生の方から近づくと、三つ子のベリー・キャラメル・ショコラが一斉に
うわぁ〜ん
泣きだしました(இдஇ (இдஇ (இдஇ
ブゥリーン「え?え?大丈夫よ〜、3人とも泣かないで〜。」
ブゥリーン先生が戸惑っている間に、ハオハオが部屋から脱走⊂(・ω・`⊂)))
ブゥリーン「あ!ハオちゃん!」

ブゥリーン先生の大きな声を聞いて、赤ちゃん達はますます激しく泣き叫びます。
ブゥリーン「ほら、クジラさんよ〜。みんな見て〜。ああ、どうしよう〜。泣きたいのはこっちだわ!」

シエラ先生「ブゥリーン先生、大丈夫?」
ハオハオを連れて、シエラ先生が戻って来ました。
ブゥリーン「あ、ハオちゃん。良かった〜!」
シエラ先生「ハオちゃんはブゥリーン先生を心配して、シエラ先生を迎えに来てくれたのよね〜」
ハオハオ「ちゃい!」
ブゥリーン「ハオちゃん……(ó﹏ò。)」涙目。

シエラ先生「あらあら(^^)はーい、ほら、みんな大丈夫よ〜。ブゥリーン先生も落ち着いてくださいね。もう大丈夫ですよ。」
赤ちゃん達は、シエラ先生に抱っこされて安心したようです。みんな笑顔が戻りました。

赤ちゃん達が大泣きしても優しくゆったり構えるシエラ先生に、尊敬の念と、自分も抱っこしてほしくなったブゥリーン先生でした。


頑張れ!ブゥリーン先生は本日も修行中。