こども園のクリスマス会が、12月23日に行われます。
この日は、お家の方にも園に集まってもらって、楽しい催しをします。

たんぽぽ組とクローバー組の子どもたちは合同で
「♪あわてんぼうのサンタクロース」
「♪ジングルベル」
「♪赤鼻のトナカイ」
の3曲の合唱を披露することになりました。


今日は、2クラス一緒に歌の練習をしています。
{1CB3BC19-6154-4CA9-BCDF-68E11C2DD8E8}
♬ジングルベル  ジングルベル  鈴が鳴る〜

指揮はルーニー先生、ピアノはティンク先生が担当です。


皆さん、お気づきですか?
歌の練習中、アロひとりだけ別行動です。

既にご存知の事と思いますが、アロは生まれた時から声を持っていません。
だから、歌の時間はいつもひとりで絵本を読んで過ごします。
{380E8624-5B72-4357-B15B-2C528BB840AA}
歌の時間はつまらないなあ。
アロは、いつもそう思っていました。


練習が終わって、ルーニー先生がアロに声をかけました。
{FC033316-08EE-42D3-9B27-5056F12A10B8}
ルーニー先生「アロちゃんに相談があるの。」

アロ ??
{3A4E05A8-BABD-4565-81C3-242ACCCB077E}
ルーニー先生「今度のクリスマス会、アロちゃんもみんなと歌ってみない?」


どういう事だろう?
アロには、ルーニー先生が言うことが理解できません。
{5B5B1E9F-C77A-4D7F-9078-8BFF41442E35}
ルーニー先生「アロちゃんも、みんなと一緒にステージに立って、合唱してみよう!」

えーっ!?
自分ひとりだけ歌うことができないのに、みんなと同じステージに立つなんて恥ずかしい…
アロはそんな気持ちになり、首を横に振りました。

ところが、その時です。
{B49A8267-20DF-4C59-95C6-3706E03D9CEB}
パオン「ぼく、アロと一緒にクリスマス会のステージに立ちたい。」
ケロ「ぼくもだよ。」
ちびたん「ぼくも!」
デンデン「アロの分も大きな声で歌うから、一緒にやろう。」
たんぽぽ組のみんなが励ましてくれました。

熱心な励ましに、アロがどうしようか迷っていると、今度はクローバー組の子どもたちが来て
{9FC30A15-D3F4-4E45-82C7-CD2591CC424A}
さくら「アロ、わたしたちと一緒に出よう。」
プリン「オレたちも、アロの分まで大きな声で歌うから!」
メロン「オレだって歌う!」
アデリー「ぼくも。」
ココア「わたしも。だから一緒に歌おう!」

アロは、みんなの優しい気持ちを感じて、心から嬉しくなりました。そして思いました。

みんなと一緒に歌ってみたい!

もちろん声は出ないけど、一緒にステージに立つことに決めました。


さあ!
23日クリスマス会で、アロが初めて歌います。
皆さんもぜひ応援してあげてください。よろしくお願いします。