ミラノの日本総領事館には一人で行きます。

旅行会社の人に同行をお願いすれば1時間当たり50€は取られると聞いて一人で行くことにしました。

総領事館に行けば日本語が通じるので何とかたどり着けるかどうかが心配です。


ツアーグループの人はベネチアからミラノまでバスで移動です。

ベネチア・メストレ駅を6:32発ミラノ中央駅行きのユーロスターに乗って総領事館に着けるかどうか?

ユーロスターはイタリヤ全土の大きな都市を結ぶ高速列車です。

ヨーロッパのユーロスターと区別するためにEurostar(ES)と呼ばれているみたいです。

以前は日本と同様国鉄でしたが、現在は民営化されています。

ベネチアからミラノは大凡300Kmです。

所要時間は2時間半、運賃は2等で32€です。

東京・名古屋間の新幹線が1万円だから随分と安いです。

安い理由が分かりました。

駅には改札機能がありませんので、自動検札機で刻印する必要があります。

駅員は見かけません。

人件費を極端に節減しているみたいです。

車内検札で刻印がないと罰金だそうです。


今回はフィレンツェの駅で自動券売機を使って事前購入をしました。

自動券売機の側にイタリヤ男性がいて分からないところは教えてくれました。

無事購入出来るとチップを要求されました。

1€しかコインは持ち合わせていなかったので、1€を渡すともっとくれとせがまれました。


早めにホテルを出てベネチア・メストレ駅に6時に着いて様子を確認しました。

出発電子掲示板には定刻6:32発ミラノ行の列車は4番ホームと出ています。

時間がたっぷりあったので、エスプレッソを楽しんだり、待合室の様子をみたりしながら、時間を過ごしました。

自動検札機に刻印して4番ホームでイタリヤの女性にチケットと刻印を見せて間違いがないかチェックして貰いました。

彼女から「Perfect」と返事を貰って一安心です。


ベネチア・メストレ駅を出る時は空いていましたが、1時間もすれば満席になりました。

日本と違う車内風景は指定席にも関わらずあちこちで席のことで揉めています。

指定席が取れなかった人がどうどうと座って退く気配がないことです。

一人の乗客は車掌を呼んできて白黒の決着をつける場面がありました。


少し遅れてミラノ中央駅に着きました。

改札がないのでチケットの回収もされません。

今もその時のチケットを持っています。

このルールを知らないと列車に乗ることは難しいと思います。


駅から南東方向(磁石で確認しながら)に15分ほど歩くと懐かしい日本国旗を掲げた建物がありました。

セキュリティ・チェックを受けて中に入って事情を説明して必要書類を見せると紛失届と帰国用渡航書の申請書類を作成するように言われました。

ツアーグループとの合流についても本来なら帰国用渡航書は午後から渡されるのですが、「12時まで頑張って作成します」と言って貰って午後からはツアーグループの人達とジョイントできました。

旅行の後半でパスポートを紛失すれば帰国用渡航書が発給されるまで日本に帰れないので、多額の出費(ホテル代+飛行機代)が伴いますが、ラッキーにもほぼ全日程のツアーをこなして、出費もユーロスター代(32€)、渡航書発給費(19€)と写真代(4€)で済みました。


パスポートの紛失は2度としないように注意します。

でもお蔭で良い経験をさせて貰いました。