そんなこんなで、前回に引き続いてまた色々と考えている。
結局、普通にサイリウム振って楽しむところに行かないのは(行けないのは?)何だったんだろうかね。



いや、とにかく踊りたいという衝動は恐らく避けがたくて、そこは変わらない。ただじゃあクラブみたいにゴリゴリ踊りたいのかというと、それはそれで否だったりする。その場でユラユラと踊れればいい。それから、おどりたい、おどりたいと言ってはいるが、もちろんストレートなロック調の曲なんかは、縦ノリでピョコピョコと跳ねられれば、それでとても楽しい。
そう、結局このあたりに一つ目のポイントがある。跳ねることもままならない、そういう感じだったのだ。別に跳ねちゃイカンとお達しが出ているわけではない。ただ「誰も跳ねない」のだ。ロックのコンサートに行った時に普通に起きる、あの皆が縦ノリでバンバン跳ねてる感じが、ない。アイドルのコンサートって、そういうもんなの?みんな立ったまま、微妙にユサユサしながらサイリウム振ってるだけなの?わたし、実はそういうコンサートに行ったことなくて(そもそも近年はライブとかに全く行ってないが)、なんならモッシュとかダイブとかしちゃう系も好きなので、その時点でズレてる?


それから、これは反省なんだが(というかこういう体験をして学ぶものなのかもしれないが)、とにかく曲も歌詞も知らないで突入したわけで、まあそれはどうかと。本当に若干の予習がなかったわけではないので、1曲2曲は耳にしたことのある曲はあったのだが、それではやはり入って行けないよね。もしもまた行くことがあるならば、キッチリ曲は頭に入れていかねばなるまい。ネットでライブ映像も見られるのだから、最低限の決まりごとも頭に入れておかねば。これはそういうもんだね。


あと前回も書いたけど、やっぱりあの演出はないなと。
やる気なのかセンスなのかしらんが、ダメでしょう。帰って来てから昔のライブ映像を改めて色々見ているが、2012年の「ミクの日感謝祭」は、これはたぶん相当おもしろいだろうなぁ~と思ってダイジェストを見た。スタートの入り方から、ライブならでは感のあるの振り付けから、ライティングから、生バンドの距離感。。。



そして最後に。

武道館は、デカ過ぎ



これは別にマジカルミライの問題というよりも一般論かつ当たり前の話しだが、やっぱり箱がデカイということによる高揚感はあると思いつつも、密着感の希薄はどうしても出る。件のミクの日感謝祭ですら、TOKYO DOME CITY HALLだからね。すでにスタート当時からのコアなファン以外もたくさんいる中で、一体感を練り込むには武道館はデカすぎる。
武道館の収容人数は、アリーナを入れて1万4千人程度。例えば川崎のクラブチッタなら1千300人程度で約1/10だ。はたして興行としてペイするのかどうか私にはわからないが、やはりあの狭いチッタでミクを見てみたい(狭いといっても1300入るライブハウスはデカイが)。ライブハウスの独特の雰囲気は、そういうところに行ったことのない人たちも、絶対に分かる。空気感もそうだし、そもそもサイズ的に言えば全席(席は無いけど)アリーナの前半分だ。絶対いいよ。「初音ミク@クラブチッタ3days」とか、もうそう聞いただけで心が湧く。いっそツアーとかやってもいいんじゃないか。TOKYO,OSAKA,NAGOYAとか書かれたツアーTシャツなんて売ってたら、買うね、私は。

どれだけスクリーンに近づいて見られるのか、というテクニカルな問題とかもあるので、その現実性はいろんな意味で分からないが、僕はライブハウスで熱唱するミクを見てみたい。すでにオワコンだというような声も1、2年くらい前から出始めている中で、新規ファンとしてはいきなりシュリンクされたくないし、違うチャレンジもして欲しい。


「目指せ武道館」
良いと思います。やっぱりそれは一つの目標だよね。でもAKBだってそうだけど、小箱で始めて、そのローカルな感じでコアファンは着いてくるし、人気が出ても時に小箱に戻ってくるから、本人も古参のファンもリフレッシュされ、新ファンも一体感を得てから大箱に行ける。


僕は見たいよ、ライブハウスで歌うミクちゃんを。
一緒に踊りたいよ、ライブハウスで歌って踊るミクちゃんと。

ていうか、一番マズイのは明らかに自分がハマり始めていることだな、今更だけど。