
元々は雑木林になっていたところで、そのままにしておけばいいのに、役人は何でも人工的に整えれば整備だと思い込んでいるので、公園などくだらないものを作ってすっかり切り開いてしまいました。いや、もうウチの近所公園だらけですから。。。
しかも、その公園と道路が接している斜面を芝生にしているのですが、当然ながらツタやら何やら雑草がどんどん生えてくる。そのほうが緑にボリューム感も出るし、とても自然でいいのですが、当然そんなことは役所は考えないので、定期的に造園屋に刈らせてしまう。
まあそれはいいのですが、その作業が恐ろしく雑なので、地面も何もほじくりかえしてしまうから、雑草どころか芝生まで引っぺがしてしまい、ボロボロになった地面が道路沿いに広がり見苦しいことこの上ない。しかも、斜面だもんで雨でも降ろうものなら芝生や雑草が薄くなったものだから土が歩道まで流されてきてしまう。もちろん、造園屋がちゃんと仕事してるかなんてチェックは役所がするわけがないので、毎月のようにこの悲惨な状態になります。なんで役所ってこうなんでしょうねぇ・・・
という話はいいとして、その公園に子供を放ってみました。夜に。そしたら、2人して闇の向こうに駆け出していってしまいました。たったったっ・・・
何が見えたんでしょうかね。そういえば最近は触れなくなったのですが、昔は二人とも共通の見えないお友達がいました。かんちゃん、という名前でした。
かんちゃんがどうしたとか、時にはかんちゃんに話しかけたりしていましたが、3歳になったころからでしょか、かんちゃんの名前が子供たちの口から出ることがパッタリとなくなりました。
かんちゃんは、誰だったのでしょうか。
昔ここに住んでいた子供の幽霊かなとも思ったし、座敷わらしみないなものかなとも思いましたが、子供たちに「かんちゃんって何処にいるの?どんな子なの?」と聞いても2人とも何もいいません。まあ、それでいいのでしょう。だから、僕はたまに部屋のどこともない所に向かって「かんちゃん、2人と遊んでくれてありがとうね」と言ったりしていたのですが。
まったく覚えていませんが、僕も小さかったころには、かんちゃんみたいな友達がいたのでしょうか。
そういえば記事を書いていて思い出しましたが、比較的最近に、かんちゃんは何処にいるの、という質問を子供たちに久しぶりにしたら、息子が「ここ」といって胸のあたりをポンポンとたたいていました。
子供というのは、なんと素敵な生き物なのでしょうか。