
長いようで、それっぽっちなんですね。
会社というものに勤めるようになってから、私の中で変わらず持ち続けている想いがあります。
「就職ではない、就社なんだ」
もちろん就職です。職につくわけですから。でも、それは半分であって、残り半分は常に就社という意識でした。
何のためにこの会社にいるのか。
この会社で何をするべきなのか。
この会社のために自分が出来ることは何か。
私には、フリーランスという発想はありません。常に組織の人間でありたいし、そうとしかなれないと思っています。だからこそ、就社でした。それは言い換えれば、会社に対する愛です。この会社のために自分は何をすることが出来るのか、そう想う原動力は、会社への愛情であり、メンバーであることへの喜びや納得でしかありません。
ですから、会社への愛情が薄れると同時に、私の就社という忠誠心も減退します。会社のここが不満、嫌い、ということと、愛情の薄れはイコールではありません。どれほど不満があっても、愛情がある時は「それを私がなんとかしよう」とモチベーションを上げることができますから。
今年から来年の早いうちにかけて、これが私の何度目かの転機なのでしょう。どうなるのかよくわかりません。ただ、毎日辛いと思うのみです。
久しぶりに、渋谷の本社にいます。
3年前までは、ここに通っていました。今も外の夜景は変わりません。この夜景を見ながら、どれほどの回数の朝を眠い目で迎えたかわかりません。
私は、仕事のためにはあらゆる私生活と私情を投げ捨てることを、前の会社で叩き込まれました。失ってしまった家族にも、そのために迷惑をかけました。いまは、とにかく家族と一緒にいようと思います。結局、そのために私自身単独の私生活はあってないようなものです(それは嫁さんも同じだね)。
12年間、働くということは、私にとって生きることそのものでした。大げさだけど、そんな感じ。これからは、どうしたらいいのかよくわかりません。
とにかく疲れた。。。