
もともとは息子の水疱瘡が発端。
そこにRSウィルスの感染が重なったのですが、水疱瘡の症状と勘違いしてしまい(かかっていた町医者も)、一週間ほったらかしてしまいました。
が、あんまり咳(喘息レベル)と鼻水がひどく、熱も出るので近所の大きな総合病院に行って検査してもらったら、RSウィルスであることが判明。着の身着のままでそのまま入院。
入院といっても1歳半の子供なので、面倒を見ないといけない。少しお金を払えば病院にお任せコースもあるのですが、嫁が24時間付き添い介護を選んだので、嫁は1週間病院にお泊り。私も3日くらい病院に泊まりました。点滴で恐怖に落ちたり、心細くて抱っこばかりしてほしがったりしている子供の姿を見ていると、まあ24時間介護でよかったなと思います。
奥様、おつかれさまでした。手伝いにきてくれた婆さん二人、ありがとう。
ちなみに私も感染したっぽくて具合悪い。ゆるやかに抗体ができるウィルスらしく、子供は重篤化することがあるようですが、大人は鼻風邪程度で終わることも多いとか。二歳くらいまでに、多くの子供がかかるようです。
なんてバタバタしている間に、夏は過ぎ、秋も過ぎ。。。
蝉も蟋蟀(こおろぎ)もいなくなってしまいました。
サーフィンもしてないぞ。
ヨットも一度しか乗ってないぞ。
ここでドストエフスキーでも読んで、さらに絶望に落ちるのもいいのですが、1年前くらいに買ったケルアックの「路上」の新訳を週末から読むことにしました。
ここ何年かのビートニク流行の中で、ケルアックもひっそりと一部で流行ったようです。私が始めて読んだのは、18か19の頃でしょうか。子供の頃に住んでいた自由が丘に何年かぶりで足を運んでみた時に、駅前にこれまた何十年も前からある本屋に立ち寄ったのがきっかけでした。路上というタイトルと、裏表紙の数行の解説を読んで購入をしました。なぜか惹かれたようで、購入を決めるまで、結構長い時間かけて表紙を眺めていた記憶があります。
・・・いやあ、面白かったね。
いわゆるビート小説なんですが、文書というものを読んでいて、音楽のリズムだとかノリだとか勢いみたいなものを感じて、体が動くくらいに興奮したのは後にも先にもこの一冊限り。
買うだけ買って一年も読まなかったのは、当時の感触が変わってしまうのが嫌だったので。さて、どんな新訳なのなら。
ちなみに、路上の原題は「ON THE RODE」
これも秀逸だとは思いますが、やはり邦題の「路上」がしっくりくる。これだけでも名訳だと思います。そういえば、アレン・ギンズバーグの「吠える(HOWL)」や、ウィリアム・バロウズの「裸のランチ(The Nakedo Lunch)」は、ケルアックがタイトルをつけたらしいのですが、最近知りました。
ということで、今日は子供達と家の布団で寝ます。
おやすみなさい。