でもって、ハイオクが160円。5年前は100円くらいでしたがね。冗談かと思った。

で、最近は自由民主党の高官(感冒長官とか主将とか)は環境問題に熱心なので、ガソリンを値下げしては日本は環境問題に熱心と見られない、とか、暫定税率廃止は地球温暖化対策に逆行するので国際理解が得られないと、大変な鼻息の荒さです。

馬鹿は死んでもなおらない。

その税金で道路作って自動車の利用促進して、そもそも道路作るのに化石燃料死ぬほど使うけどね。ていうか、暫定税率の問題はその設定の仕方や、維持が道路政策として正しいかどうかが論議の前提であって、温暖化云々はその次のフェーズの話かと。論理のすり替えと言うにはあまりに幼稚で、なんかもう悲しい。
確かにOECD加盟国で見れば、日本のガソリン価格そのものは高価ではない。前述の偉い人たちもそう言っている。その通りですが、ただしそれはガソリン価格だけで見た話で、税全般、生活全般のなかでのガソリン価格の「位置づけ」として語らないと、なんの意味もない。そのくらいのことはわかっていただかかないと、大学生のレポートでも「優」どころか「合」ももらえませんよ。せっかくいい大学みんな出てんだからさ。

実はそんなことはみなさん分かっているが、そんなこと言わずに一面的な話だけしておけば、馬鹿な大衆はどうせそんな複合的にモノ考えるような想像力ないから、「そんなものかねぇ」とかなんとか言って納得するんじゃないか、と思っているんじゃないでしょうか。

わたしは政治家は本当に大変で命をすり減らす仕事だと今でも思ってますが、こういう記事を読まされると、ため息も出ない。