てなことで、海岸線沿いをえっちらおっちら走りましたよ。

すっかり夜も明けて、朝の4時過ぎくらいでしょうか。西浦という港町にでました。伊豆長岡の手前あたりです。
なにかの養殖場のようですが、明け方の寒い空気に海面から水蒸気が上がり、場所によっては先が見えないほどのモヤがかかっています。薄い桃色の空にモヤが映え、なんとも幻想的な風景。そしてその向こうには、モヤに煙った富士山が。

また富士山だよ。よくよく好きだね、俺も。

携帯写真なので綺麗じゃないのですが、まあこんな感じです。やっぱりモヤの微妙な感じは全然出てないなあ・・・

そして、燃料もやばくなってきたところで沼津近辺に到着。
さっそく開いているスタンドを探して給油。そしてら給油してくれていたオジサンが話しかけてきました。

「東名は御殿場までまだ雪で通行止めですよ」
「いや、京都まで行くんで。東名も伊豆半島を横断する道路もどれも通れなくて、夜通し伊豆半島を一周してきたんです」
「え?!またそれは随分と・・・品川ナンバーだから東京に帰るのかと思った。じゃ寝てないんだ」
「まったく」
「気をつけてね」

気をつけるもなにも、沼津から東名にのった途端、もう駄目になりました。愛宕のパーキングかな?仮眠を取れる施設があるんですが、そこで10時から11時半くらいまで、死体のように転がっていました。ていうか、よく1時間半で目が覚めたな。

そこからは別に何てこともないですよ。そのまま京都まで高速でビューン。
ただ夕方4時に京都に着いた途端、事の発端を作った同僚から連絡が入りました。

「これからウナギの雑炊食うけど」
「じゃああと10分待って、いま山科のあたりだから」
「はぁ?!マジで来たの?無茶苦茶だね・・・」

ということで、おなじみのウナギの雑炊を食って帰ってきましたとさ。

おしまい