あいかわらず更新が滞るねえ・・・

さてと、中田島砂丘まで話しましたかね。では名古屋方面へ。


【中田島砂丘~名古屋】
まあ、厳密には名古屋の郊外なんですけどね。東名から東名阪に乗り、楠インターで高速をおります。もうすっかり夕方近いのですが、高速は空いてます。もっとも、高速を降りて一般道に出るとけっこうな交通量です。

〔松○兄○自動車の巻〕
まずは松○兄○自動車。着いたのは3時位かな。
もともと板金屋なんですが、半分は解体パーツ屋みたいにもなってます。訪ねるのはここがメインじゃなくて、もう一つのチューニングショップなんですが、同じ雑誌に紹介されてて場所もすぐ近くだったんで立ち寄ってみました。

「すみませーん、雑誌みて来たんですけど、セリカのパーツってなんかありますかね」
「セリカ?いつの?」
「ダルマです。75年式なんで最終型です」
「あーないねー・・・」

ということで通常はここで終わりになるんですが、つい話し込みがちな私。工場の天井に並んでいるアルミホイールに結構珍しいものがチラホラあるのを発見したので、お話し開始。

これがマズかった。
話を聞いていると、一人で店もやっているようだしツマンナイみたいで、家族の話からあれやこれやヨモヤマ話に花が咲く。
で、そういえばどっから来たのと言われて「東京から」と答えたら、ソリャまた遠くからきたねえってなことで、東京にオッサンがいた頃の昔話になる。

そのうち工場の奥にあったジャガーMkⅡの実働車(!)を見せはじめて、頼んでないのにエンジンなんてかけ始める始末。
しかし何年か前の名古屋の水害で水没した車らしく、えらいきったねえのですが、それは表面だけ。さすが昔の欧州車は粗雑な作りの日本車とはわけが違う。パネル自体は全然錆びてない。エンジン周りの補機類の作りも、しっかりした鉄の削りだしのパーツが丁寧に組みつけられています。
そこで「うーん、さすがに日本車とは作りこみの丁寧さがちがいますねえ、すごいなー」
などと感心ししちゃったものだから、このジャガーがなぜここにあるのか、これがまた話しが色々に及ぶ。

でもねえ、煙草でも吸いながらオッサンと延々とこんな話をしているのって、けっこう好きなんですよ。オッサンもね、けっこう寂しいみたいで話し相手が来てすごい嬉しそうな感じでした。帰り際に、なんか引き止めたみたいで悪いね、なんて言われて帰りがたい気分になったとさ。

来月あたりにまた名古屋に行くつもりなので、寄ってみようかな。


〔東○自動車の巻〕
次によったのが東○自動車。ここはチューニングショップ。ここが名古屋でのホントの目的地。着いたのは4時30分くらいかな。
工場に入ると、どこにも人影が・・・。でも、紹介されていたお店のデモカーが転がってますねえ。私のセリカと同形式のデモカー(というかレース用にレンタルしている車)もあったので、とりあえずシゲシゲと眺めてみたりして。

と、工場の横の事務所っぽいところから話し声が。断ってから見よーっと。
「すみませんーん、ちょっと見てていいですか?」
「ああ、どうぞ」
おお、雑誌に写真の出ていた社長さんですね。

てなことで、心置きなく車を舐めるように見ていたら、事務所から社長とタムロしていた客だか仲間だかが出てきて、私の車にたかり始める。しょうがないので近寄っていって会話などを始めるのですが、強面の社長さん、これが結構面白いオヤジで気さくないい感じ。ちょっと相談などをしてみると、意外とリーズナブルに手伝ってもらえそうな気配。

いや、車の修理とチューニングを手伝ってもらう店を探してたんです。それで東京からわざわざ名古屋まで行ったわけです(京都までの寄り道だけど)。しかし名古屋かー、遠いなー・・・
でも、もともと最も贅沢な選択肢としては、ボディの修理は神奈川のお店で、ボディの補強とサスペンションの改造は北海道のお店で、エンジンとミッションは大阪のお店で、と考えていたので、それを思えばどうということもない。

事務所に入ってコーヒーなどいただきながら話をしてると、なんでも来週の日曜日(1月16日)に鈴鹿サーキットでレースがあるので来る?という話。まあ遠いやねーと言われてはみたものの、携帯の番号も教えてもらい、本人はすっかり行く気まんまん。実際先週末に言ってきましたよ、鈴鹿まで。日帰りで(またそれか)。その辺は後日談として、また書きましょう。

てなことで、名古屋を後にして、次はいよいよ京都を目指すのですが、これがエライ道中でした。死ぬかと思ったよ、ほんと。

それはまた明日のお楽しみ(楽しいのか?)。