そういえば、なんでラムネのビンってあの構造なの?

まあ、それはともかく。
先日近所の銭湯に行ったのですが、湯上りになんか飲むべと思いショーケースをのぞきこむと、ラムネが並んでいました。

いいですね、ラムネ。
風呂上りというとビンのフルーツ牛乳を、腰に手をあててグイグイと飲みそうな感じですが、ラムネもいいじゃない。ということでお買い上げ。

あれ?

おお!

写真参照(背景はウチの窓辺です・・・)。
なにか気がつきますかね。答えは、口の部分がガラス製じゃん!です。程々の年の方にしてみれば、そんなん当たり前田のクラッカーでしょうが、昨今はそうでもないんですよ。
ビンの製造はコストが掛かるようで、いまは全体がプラスチック製というのが普通で、ボディがガラスで口のところだけプラスチック製というのもけっこうあるのですが(リサイクル用?)、全部がガラスで作られている昔ながらのラムネはほとんどないんです。

というのはつい最近までの話で、今は「ほとんど」ではなく、事実上の「全滅」なんです。日本ではとっくに全ガラスのラムネビンは製造中止になっていて、台湾だかどこかでごく少数つくっている状況だったのですが、去年のいつだかにそれも製造中止。これでこの世から全ガラスのラムネは消滅したはずだったんです。

が、世の中「在庫」というものがあります。
製造してなくても在庫があれば、その限りでは出回る。それが今回ワタシの手にしたラムネでした。ビンは返却が基本なのですが、20円だかを払うと持ち帰りも可。
もちろんん「これください」とお願いしたわけですが、番台のお姉さん(これがけっこうかわいい)は、怪訝そうな顔。そりゃそうですね、ラムネのビンを金払ってまで持ち帰るヤツはおらんわな。
事情を話したら、興味なさそうに対応されておしまいでしたが・・・

ビンは家宝に認定されました。