
スウィングガールズと恋の門。
本日は、スウィングガールズについて。恋の門は明日ね。
監督が矢口史靖ってことで、とりあえず「金払って損した」がないことは、まあわかっておりました。で、結局そのとおりで、面白かったなー、と思って劇場を後にしました。
いろいろ突っ込むところはあるような気もしつつ、しょせん娯楽なんだから「面白かった」という後味が残ってくれりゃいいんですよ。そんなね、眉間にシワ寄せて語らなくていいんすよ。
なにしろキャラクターがいい感じ。
竹中直人とか大御所はともかく、主人公の上野樹里はかわいいし、貫地谷しほりもキュートだし、本仮屋ユイカは朴訥そうで超タイプだし(しかし、苗字の読めないキャストばっかだな)。
少々演技がわざとらしいのは、役者個々人の問題というよりは監督の味と思ってほほえましく見ましょう。
ストーリーは別にこれといった盛り上がりがラスト以外にはないんですが、個々のエピソードがほどほどに面白いので、間が持たないということもなし。
それでも、大きく気になったことは多少ある。
まず、細かいギャグがつまらん・・・
お話しをギャグっぽくして面白くするセンスはこの監督あるけど、細かい具体的なギャグセンスは昔から?なんですけど。個人的には。
それと、ずぶの素人が一生懸命練習して上手くなる、という過程がない。
最初の方で多少練習してるけど、それにしてもわずか一月で全員が突然恐ろしく上手くなっている。
まあこれ、微妙なんですけどね。そういうのちゃんとやると、汗臭くなる危険があるし、それをすっとばすからお笑い青春映画としてスピード感が保たれているところもあると思うし。まあ、気になるけどこの映画はこれでいいんじゃないのかな。
とりあえず素直に楽しかったです。
厳しく最後に言うと、メジャーデビューの「秘密の花園」が一番面白かった、ていうことか。
ひょえー。
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