だけど、そういう靴を見るといっつも思うのですよ。

なんてキタネエ靴だろう、って。人が自分の靴をどうしてようが知ったことではないけれど、あんまり酷くねーか?

靴だったり、時計だったり、そういうものにお金をかけたり、センスのいいものを選んだりすることがちょっとしたブームです。いや、小物にお金をこだわる人はいつの時代もいますが、昨今のは完全にブームの様相です。
別にそれはいいの。やはり服装というのは、靴やカバンといった「周辺」のものをセンスよくまとめると、服そのものがそれほでなくても結構しまって見えるもんです。だから、小物に気を使うのはとてもいいことだと思います。いい傾向だと思っています。

でもね、そういう小洒落た靴を買ったのに、どうしてあんなにみんなボロボロなの?明らかに、買って以来いちどもまともな手入れをしていないとしか思えないような靴ばっかりだよね、最近の若いスーツ着たサラリーマン。
買う時だけ半端にこだわって、その後の手入れはなしでボロボロ。そういう貧相な姿を見ると、物をそういう風にしか扱えないその人の品格自体、その小汚い靴の通りなんだろうなと思ってしまう。僕も偉そうなこといえないけど、そんなことしないよ。
僕の持っている革靴は、一番長いものは10年も使っているよ。その靴はソールがダメになったので、こんどソール全体のオーバーホールをするために乾かして箱にしまってあります。

べつに物を大事にしろ、と言いたい訳じゃないのよ。物事に対する意識のあり方の問題でしょ。
私は、そういう人とはお友達になりたくありません。

PS:スニーカーとかは別よ。用途が違うんだから。