BSプレミアムで見ましたが、もしかしたら4K用にマスターを作り直したのかな、と思うぐらいに画質がよかったです。
ひとつ注文があるとしたら、ロールかけかえのつなぎがフェードイン・フェードアウトなんですが、これがちょっと電気的というか、ビデオ編集上での処理に感じられる現代的なものなので、すこし人工的に感じます。
この時代のカーチェイス、車載カメラには限界があるので空撮が活躍しているのですが、それにしても疾走感はすごい。ブラウン管時代のテレビでNTSCでみても、空から見た車はほとんど視認できなかったでしょうね。大画面化とHDの普及の恩恵で家庭でもより楽しめるようになったと思います。
ケーリー・グラントとグレース・ケリーの黄金コンビ。グレース・ケリーの品位と謎めいた雰囲気が作品を通じての魅力でしょうね。ケーリー・グラントは、正直なところ彼女には歳を取りすぎているんだろうと思うんですが、それが彼女の好み、と納得するべきなんでしょうね。
謎解きもまあ読めてしまうんですが、それでも楽しく一気に見られるエンターテインメントだと思います。
