ジェイソン・ステイサム無双のいつものやつかな、と思って見ていたのですが、意外に深みがあるというか、ラスヴェガスという街との縁をなかなか切れないギャンブル依存症の用心棒、という弱みをうまく使った話になっていました。彼にボディガードを頼む億万長者との意外な友情は、少しだけ「ミッドナイト・ラン」を思い出させます。

メインの縦軸は、知り合いの女性の復讐に力を貸したことでマフィアの小ボスに狙われることなのですが、そこの細かいつばぜり合いは割にコンパクトにスマートにまとめたと思います。

惜しいのは二つの軸があまり交わらずに終わりまで行ってしまうことですかね。