キャストも人間関係も魅力的なのだけど、ストーリーの進行とミュージカル仕立ての筋とのマッチングはあんまりよくないというか、ストーリーの説得力がないというか。「ゾーイの超イケてるプレイリスト」みたいな成功例を一度見てしまうと、物足りない感じです。ミュージカルであることと、ゾンビ映画としての属性があることは全く別で、組み合わさったから新たな魅力になったかというと、そうでもないと思います。
ゾンビの中にも人間性の残滓があるのだ、というのが一つのメッセージなら、ためらいなく殴り殺すのはなんなのだろう、とか。
