ティア・レオーニの逸材ぶりがこの時期から光ってる作品ですね。あとはジョー・パントリアーノが変人じゃない管理職をやっていて、案外イケメンなんだけど、やはりもっとエキセントリックな方がこの人はイキイキしているような気もします。

最初の作品の時点ではマーティン・ローレンスの方がクレジットは先に出る、というのが象徴的ですね。

で、プロットとしてのひねりの面白さは、イケメン刑事マイクになりすまして女性証人の相手をしないといけないマーカスの苦境にあるんですが、そのシチュエーションに持っていくための理屈があまり「仕方ない」感じになってないのが残念かなと。その意味でいろんな苦境や悪役の振る舞いとかが行き当たりばったりになってしまって、まとまりを欠いたかなと思います。

でも、コンビネーションとしてのまとまりは感じさせて、新世代の「ビバリーヒルズ・コップ」という感じはしました。