前作の終わったところからしっかりおさらいして続けるので、実質的には大きな物語を二つに分けた、ということなんでしょうね。

なので、前作の後半のふり返り話が延々続きます。二人の対照的な王子の性格と、その二人の適性を見抜いて後継者を指名してきた「国母」シヴァガミが、ひとたび決断を誤ったために、加速度的にドつぼにはまっていく、というストーリー。個人の判断を盲目的に実行していくだけでは政治はできない、という象徴的な話でもあります。

で、現在にもどってくると、もう王位奪還しかないので、話は一直線。案外カンタンに達成してハッピーエンド、という感じかもしれません。

で、二作通してみての感想としては、単純にふり返りの部分をやめて、時系列に並べてみても、全然見られたんじゃないかなと思ったり。