キアヌが出てるから、と思って見ましたが、序盤の編集で外光のつながりがおかしかったり、あれ?と思うところがたくさんあり、そのうち主人公ルーカスの行動原理も、周囲のふるまいも不自然だなぁ、と思ったり、そもそもなんでこんな商売してるの、この人?というところまで疑わしく思えてきてしまう、悪循環。

こんな取引、怪しすぎて最初から手をつけなければいいじゃん、と思われてしまったら、それは導入が失敗したからだと思うんですよね。そして、客観的な状況はどんどんまずくなっているのにそれに対して行動を起こさずに状況を悪化させて、さらに他人も巻き込むって、けっこう最悪じゃないでしょうか。

謎が謎らしくなく、結果、どっちでもいいんじゃん、みたいに思えてきてしまって、時々引用されるようなロシアの諺みたいなものだけが味として残った感じです。

せっかく久々にモリー・リングウォルドが見られる、と思ったのに本人かどうかもよくわからないようなカットばっかりなのも残念でした。