前回やってきた宇宙人の正体がばれているだけに、どう話を作っていくか、に絞られるわけですが、その点では大きな敵が見えないAIということで、少し盛り上がりに欠ける部分はあったかもしれません。
ネット社会の弱点というか、ディープフェイクのニュースにあおられて世の中全部を敵に回す怖さ、というのはいろんな意味で伝わったかなと思います。
後半の見せ場は、みんなが自分が犠牲になろうとする、少ししつこい展開になりましたが、水の表現は、「シェイプ・オブ・ウォーター」をさらにスケールアップしたような感じで、ほかの特撮SFでは見ない仕上がりになっていたかなと思います。
