撃墜された宇宙船が街に墜落、甚大な被害をもたらして、それをめぐる市民や軍の対応から生まれる危機を追っている、という意味では意外なほど丁寧に、リアルな描き方をしているなと思いました。

少し若者たちの愚かさが類型的だな、と感じるところもありましたが、なかなか深いテーマを感じさせるところもあって、すきですよ。

主人公ユリアのキャラクターの魅力があって、父親は「魔界探偵ゴーゴリ」の探偵グロー役だったオレグ・メンシコフ。宇宙人の体の組成がそこまで人間に似るの?というところだけ、設定で引っ掛かりましたが、実は種としてそんなに遠くない?というにおわせもありましたね。

続編もできたのですが、さてこれを上回れるでしょうか。