前作から一度ヘルボーイの幼少期に聞いた物語を振り返って現代へ。前回の相棒だったマイヤーズは南極に飛ばされた、という設定でリズやエイブとの関係が中心。そこに新任のハンドラー、ヨハン・クラウスという謎のガス人間が登場。

かつて人間と魔界のものが争って、休戦協定を結んだが、魔界の王の息子が叛乱を企てる、という話。双子の娘もいて、途中でエイブといい仲に?というあまずっぱい展開もあります。

全体としては、映像のためにお話がある、という印象で、個々の心情の展開のための細やかな演出、というのはあまり見られなくて、リズが妊娠したのをいつレルボーイに伝えるか、だけみたいに見えました。

あとは、やはり戦闘シーンの魅力、というのがそんなにないような気がしました。圧倒的な力があるわけじゃなく、ただしぶとい、というだけなのに態度はデカイ、この落差がずっと気になってしまって、やはり知恵のないヒーローには限界があるのかな、と思ったり。「ハルク」にもそういうところはありますね。