日本映画チャンネルで放送していたので録画で視聴。自分5歳の時の作品なのでたぶん見ていないでしょう。テレビでも放送したかどうか。

海外の妖怪ダイモン(デーモンからとったのでしょうか)が日本のお代官にとりついて、血を吸われるとどんどん手下になってゆく、というので今でいうとゾンビでしょうか。日本の妖怪もマヌケ揃いでかなわないはずですが、代官の部下のおじさんが修験者で、破魔の矢みたいなものをくれて、これが突破口になって闘いらしくなっていきます。

テンポはまあ、この時代ならしょうがないかなと思いますが、特撮のアングルとか、同ポジでの出現・消滅などは丁寧にしてあって、終盤の「大戦争」的な群衆もオーバーラップ機能をフル活用してモブシーンらしく盛り上げています。

冒頭にWestrex Recording Systemというクレジットが出て、どうもステレオで録音されているらしいのですが、少しひずみっぽくて全体の広がりはもう一つ。ただ、音楽は少しドビュッシーっぽいところがあったり、現代にも通じるようなファンタジー的要素があります。