昔見たかなと思っていたけど輸入物のレーザーディスクが未開封のままになっていたので見た気になっていただけかも。
ジュリアン・サンズ演じるウォーロックが、17世紀からタイムトリップしてきて、悪虐の限りを尽くすというお話。それを追ってきた修道士とともに、現代文明に戸惑いながら対決。間に挟まる現代の女子役にロリ・シンガー。この人は「VR.5」という、あまりヒットしなかったテレビシリーズで見た記憶があります。文句なしの美女、というヒロインではなく、コメディエンヌ的な資質を持った、可愛さのある現代っ子という方が向いてるんでしょうね。
ある意味、過去からのタイムトリップによる「ターミネーター」とも捉えられる物語。この世が終わるかどうかの瀬戸際、という意味ではそうなんでしょう。そしてラストでわかりますが、実はタイムパラドックスものでもあったという。
序盤から、容赦ない残虐な仕打ちが続くのですが、描写はそれほど過激ではなく、後半に進むにつれて、流れも良くなってゆきます。特撮もこの時代なりのゆるいもので、空の飛び方などは結構いい加減ですが、それでも許せてしまうような気がします。
