ケーブルでやっていたのを録ってからしばらく見る決心がつかなかったのですがやっと見ました。
説明には「脱獄を繰り返す男の生き様」とあるのだけど、そこから想像するのとは全然違う話だと思いました。
原題はCool Hand Luke と、途中でついたあだ名をそのままタイトルにしているだけ。邦題に付いた“暴力”は内容には全然関係なくて、これは戦争(朝鮮戦争かな)を通じて「神」を失った主人公と、彼に逆に「神」を見出した者たちの物語なのだと思いました。
映像的にも主人公ルークをキリストに見立てた撮り方をしているところがいくつかあるようです。
最初はジョージ・ケネディがビフ的ないじめっ子キャラなのかなと思っていたけど、話が進むにつれて全然違う愛おしいキャラクターに変わっていきました。
他にもチラホラ見た顔があって、ハリー・ディーン・スタントン、デニス・ホッパー、ジョー・ドン・ベイカーのほか、J.D.キャノンという、「警部マクロード」でマクロードの上司役をやっていた人にも気づきました。声を当てていたのが加藤武さんだったのでよく覚えていたというか。
