RAMPAGEというタイトルだと「ランページ/裁かれた狂気」という、マイケル・ビーンのサイコスリラーを見たことがありましたが、これはドウェイン・ジョンソンらしい、ノーテンキなエンタテインメントですね。ジュラシック・パークを現代の動物でやったらこんな感じ、というところでしょうか。

 

最初が宇宙から始まってどうなるのかなと思ったら、自然保護区に実験中の薬品が落下して、動物たちを汚染する、という話でした。調べてみると、アーケードゲームが先にあって、それの映画化権を買ったようなのですが、元のゲームは人間が動物に変異する、という話らしく、いろんなプロットの中から、むしろ怪獣ものへのオマージュ的な脚本に落ち着いたそうです。

影響を受けた動物の数がそれだけ?という根本的な疑問があったり、解毒剤少なすぎじゃ?とか、悪役の行動原理が雑すぎる!とか、いろいろツッコミどころはありますが、最後のオチも含めて、プロレス的な楽しみ方はできたかなと。

ラッセル役がちょっとロバート・ダウニー・ジュニアかな、いやコリン・ファレル?と思っていたらジェフリー・ディーン・モーガンという人で、「ウォッチメン」とか「ウォーキング・デッド」に出てる人ですね。ヒロインは「007」でマネーペニー役の人でした。悪役の製薬会社のボスの姉役も「ウォッチメン」に出ていた人で、いま「Billions」というドラマシリーズのレギュラーもやっています。