人間の世界に住む悪魔たちが何を食べて生きているか、というところに着目した面白い作品。人間世界で起きるいさかいや暴力、悲劇を鑑賞することがなによりのごちそうなのだそうで。
あるアパートに住む悪魔たちと人間たちの共存関係、それがある日ばったりと人間たちがいさかいをしなくなったことでバランスを崩し始める。その原因は?というのが縦軸です。
メイクとかはまあそこそこ頑張っていると思います。空間の暗さは効果的。ショッキングなホラーではなく、悪魔界を舞台にした推理ものといった趣。
ラストは案外感動的だったりしましたけどね。
実は同じ監督でFire City:King of Miseriesという、9分の短編作品がこの2年前にあって、たぶん同じ世界観を共有しているんでしょう。そのためか、やや序盤の設定を把握するまでに時間がかかってしまいました。
