冒頭のシークエンス、今にして思うと「ビートルジュース」へのオマージュかな、と思います。音楽ダニー・エルフマンだというのに改めて気づいたり。ミニチュアを空撮していたり。

今回は設定をだんだん理解していくだけで成立する序章なので、そんなに盛り沢山にしなくても十分に楽しめた、という感じです。

有能な刑事であるJが、なぜこの仕事のオファーを受けたのか、なんとなくふわっとしていたり、話の最後でKがもう辞めて、普通の人間になりたがっている、というあたり、本当に深い動機とかは見えてこないのですが、どことなく、これは「孤独者」の物語なのだな、と思ったりしたのです。