
「星の王子 ニューヨークへ行く」をCSでやっていたので久しぶりに見た。
「ビバリーヒルズ・コップ」が大ヒットした後のエディ・マーフィー作品だったから、それと比べると、なめられた若者が下から這い上がる痛快物語でもなく、口八丁手八丁の妙味もない、「王子と乞食」物語。確か、世評としては、いわゆる「コケた」作品として扱われていた印象がある。
しかし改めて見ると、貧富と愛情のジレンマを巧妙に捉えていて、ところどころチャップリン的なスラップスティックもあり、身分をいかに隠すか、に腐心するドタバタでもあり、2組の親子の物語としてもなかなか面白い。
群舞のシーンがが見事だなぁとか思っていたら、振り付けはOpposites Attract のポーラ・アプドゥルだった。
同じジョン・ランディス作品の「大逆転」に出ていた、ランドルフとモーティマーがチョイ役で出るとか、心憎い演出もあって、やはり時間が経ってからも楽しかった。
続編がまもなくAmazonで配信になるらしい。オリジナルキャストが勢揃いするとか。楽しみになった。