セルビアの映画って初めて見たかもしれません。

宇宙へのミッションに、アンドロイドを連れて行くという話で、もっぱらセックスばっかりしてるように見えるのはどうなんでしょうか。

テーマとしてはちょっと面白くて、経験をベースに蓄積するアンドロイドのOSを途中で削除したら、アンドロイドは人間になれるか、というのはちょっと惹かれました。

ただ、主人公が完全なクソ野郎で、それが前半の狙いかもしれませんが、その人間の身勝手に引きずられるアンドロイドというのはかわいそうな存在でしかない。いくらその彼が自由意志を与えてやったんだ、と言い張っても、それはセカンドレイプでしかない。


だいたいこんな結果になるだろうということ、派遣した会社は予想しなかったんでしょうかね。

映像はきれいにとれているし、アンドロイド役のストーヤという人はアメリカのAV女優らしいのですが、演技はしっかりしていたと思います。

同じ設定でも、脚本次第でもっといいものになったと思うと惜しいなと。