暗殺者のナンバーワンをねらう若者と、もう暗殺にうんざりしているナンバーワンの対決。

ネットを介して請け負いの暗殺仕事をしているロバート・ラス。15年前にライバルのニコライを狙撃して殺したことを後悔して生き続けている。

そんなある日、依頼の仕事の獲物を横取りされるという事態が起きる。ミゲル・ベインとなのるその男はラスの仕事ぶりをつぶさに研究している模様。

次の仕事は、ハッカーの取引を行う関係者の抹殺とデータディスクの奪還。ここにもミゲルが現れる。ハッカーの身元はネコ好きのエレクトラ。ミゲルが取引先を殺し、ラスはハッカーの部屋を突き止めるがミゲルの邪魔が入ったことで殺さずに逃避行。

やがてディスクの情報を依頼元に売ればいいと考えたが、なんと依頼元もミゲルに二重に仕事を依頼していたことがわかる。

そして、最後はデータの情報を現金に引き換えたあとの銀行で最後の対決。

ジュリアン・ムーア、このころはまだ若くて無謀なハッカーのキャラクターを生き生きと演じています。アントニオ・バンデラスも狂気に満ちた無謀な殺し屋ぶりが印象に残ります。

監督がリチャード・ドナーなので手堅いアクションの見せ場。脚本がなんとウォシャウスキー兄弟なんですね。この頃から頭角を現していたのかと、感心しました。