「プリズン・ブレイク」を見た後だとそれほど驚きもしないですが、脱獄をテーマにした、アクションもの。スタローンとシュワルツェネッガーという二人を主役に据えたので想像のつくマッチョなものになっています。
元検察官レイ・ブレスリンは刑務所に入所して脱出可能か検証する仕事を請け負っている。ある時、CIAの委託で最新式の刑務所に入ることになったが、いきなり拉致され、発信機も取り除かれて、どこにいるかわからない。果たして脱出できるのか?という話。
黒幕は身内の裏切りだったり、刑務所の中の有力者ロットマイヤーと知り合ってわりにすぐに打ち解けたり、非常にわかりやすかったり。
脱獄のためのノウハウというものが、割に単純であとは逃げ回ったり撃ち合ったり、というので頭はあまり使った感じがなく、意表をつかれるところはほとんどありませんでした。
こんなだれもわからない刑務所になんでこんなたくさんの囚人がいるのか、いなくなったことにするなら消してしまえばいいのに、とか、刑務所を監視する側も、案外カメラの数少ないな、とか、なんでこんなに頻繁に相談しているのに気づかないんだろう、とか悪役に小物感が強かったのですが、まあ最後は爆発でおわったからまあいいか、という感じです。