ジェイソン・ステイサムが人気を得るきっかけとなったシリーズらしいですね。「メカニック」の方を先に見たので、それに比べると冷酷無比さのようなものは徹底していない、「ダイ・ハード」の最初のブルース・ウィリスを思い出させるような芝居でした。

ドライビング・テクニックでとにかくモノを運ぶ仕事のプロとして裏稼業にいそしむフランク。自分に厳しく、ルールを守ることにしているのですが、ある時、運ぶ荷物が動いているのに気づく。途中で開けないというルールを自ら破って開けてしまうと、それは女の子だった。

送り届けたものの、受取人に殺されかけ、逆襲してそのアジトを壊滅させてしまったフランク。その代わりにお荷物だった女の子も救うことに。翌朝、ギャングに家を急襲されロケットまで撃ち込まれる始末。女の子ライによれば、彼女の母や妹含めた400人がコンテナに乗せられ、奴隷にされる運命だと。

前から目をつけられていた警部の取り調べを受けたときにパソコンから敵のデータを検索して反撃するも、女の子の父親登場。フランクは危ういところ警部に連行されて九死に一生を得ます。

その後、警部についに本当の裏稼業やら、女の子の素性やらを白状して、事件解決することを約束して拘束を解いてもらい、あとは逆襲。

どうやって場所を突き止めたか、どうやって追いついたかわからないままに、コンテナを追跡して敵を倒したフランク。最期はライも父親を撃ってフランクを助けます。再会するライと母、妹。警部も駆けつけて労ってくれるという。

アクションは足技を中心にカニバサミだとか、オイルの中で滑りながらの格闘とか、ちょっと目新しいものがありましたが、そんなに足だけでダメージを与えられるものかどうか。敵のボスも案外最期はあっけなかったな、と。

まあ、フランクのシリーズは3作あるので、どう進化するのか、つづけて見ようかという気にはなりました。