TOHOシネマズ新宿でIMAXレーザーという新方式で見ました。

冒頭で「え、そうくるの?」とびっくりしましたが、話そのものはテンポよく楽しく見られました。前半タイトに、設定上のひねりも少しずつ明かして、後半は少しユーモアも交えて、最後の決戦は感動的に、な感じ。その意味では「T2」のフォーミュラを受け継いだ正統的な作品ではあります。

やはり「T2」が作られた時代とは、技術も、映画の作劇上のリテラシーも変わってきていて、その面では、「映画における女性を、女性性から解放する」というスタンスで作られているんじゃないかな、と思いました。

科学技術がある程度進歩するとそれは魔法のようになる、という現象が、この世界設定の中でも起きていて、すごい映像技術を見せようとすると、もうそれは科学ではなく、魔法のようになってくる。最後、不死身のように見える敵を殺すにはどうするか、という段になって、初めて少し科学っぽくなりました。

最後、エンドロールで、ハンガリーの全人口の名前があるんじゃないか、ぐらい大勢クレジットされてました。一目でハンガリーとわかる場所は印象に残っていないけど、結構たくさん撮ってたんですかね。映画制作スタッフの勢力地図も、少し変わってきているのかも知れません。

エンドロールの長さも今回はハンパなく、途中で左右に分かれて名前を並べてました。知り合いに「これに出るからエンドロール見てね」とか言われても見逃してたかもしれません。