ウィル・フェレルのいつものやつです。

一発屋としてヒットを飛ばした後にミシガンのフリントという町のバスケットボールのチームを買収してオーナー兼監督兼プレーヤーをしているジャッキー・ムーン。肝心のプレーはでたらめでもプロモーションには熱心なアイデアマン。しかし所属しているリーグは弱小で、このたび一部のチームだけNBAに引き取られて解散する、ということが決まってしまいます。

そんなこと許せるか、と成績上位4チームが昇格、ということになったので、そこから頑張らなきゃ、なのですが、どうもパッとしない。そこに途中加入したモニックス(ウッディ・ハレルソン)がコーチ役を引き受けて、猛練習の末に成績はぐんぐん上り調子。しかし、後1試合で4位が確定する、という目前になって、連盟がフリントの町の規模に難色を示して、やっぱり昇格はなし、という話になってしまい…。

最後の試合を目前にして、どう結束するのか、そして試合の結果は?というところ。

いろいろと頑張ってのオバカがたくさんなのですが、どうも下ネタの下品な方向に行きがちなのと、女性軽視の傾向が露骨になってきて、あんまり笑えないシーンが多かったです。それでも、最後に頑張ろうとするところや、人には言えない秘密を持っていたり、コンプレックスがあったり、というところにはちょっと共感したり、感動したりするから侮れないです。

やっぱり、そういう意味では芝居の深みはウッディ・ハレルソンがさすがでしたね。モニックスの元彼女リン役はモーラ・ティアニーといって、ちょっとマリサ・トーメイやジェニファー・アニストンに似た感じの美女。「ライヤー・ライヤー」ぐらいしか見た作品はなかったです。