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美しい映像で綴られるタイムパラドックスもので、十分に意表もついて、切ないエンディングもついている、傑作と言っていいんじゃないでしょうか。

リンダ・ハミルトンも出てくるし、なんとなく殺人マシンの出てこないターミネーター、という印象もありますが。

ジャケットの戦闘ものっぽいイメージはかなりミスリードで、夫を亡くした研究者がいつのまにか1週間の記憶をなくしていて、その理由を探るうちに、夫の死の真相に迫り、犯人を裁くために…、という流れ。

途中で友人の協力を得たり、タイムトラベルして先回りしたもう一人の自分からアドバイスを受けて、というネタがあって、最終的にタイムマシンのある社内に忍び込んだのはなんのためなのか、最後に種明かしがある、というところ。

タイムパラドックスとプロットの整合性が取れてるのか、途中でちょっと怪しいところが出てきて、エンディングの雰囲気だとループを繰り返している時系列と、夫が死なずに夫婦で幸せに暮らしている時系列が入り乱れているようで、そこはだいぶ自由に解釈している感じではありました。

「24」のシークレットサービス役で知名度を上げたグレン・モーシャワーが夫の共同研究者トーマス役でいつもの感じで出ています。