
ミスター・ビーンそのままといえばそのまま、しかしちゃんとセリフもしゃべって、笑いをちゃんととってくれる、安心して見られるギャグパロディーとしてよくできていると思いました。
まあ、間抜けすぎるといえば間抜けすぎなんですけどね。ジョン・マルコヴィッチが厭味なフランス野郎を演じて悪役としてもバッチリ。
びっくりしたのは、ナタリー・インブルーリアで、この人は一枚アルバムをもってるだけなので、ずっと歌手としてのキャリアに専念していたのかと思い込んでいたら大した役者振りをみせてくれています。
決めるべきところやアクションが、カッコイイリズムで決まっているからこそ、ギャグになったときに意表をつかれておかしさが出る、そのあたりの機微をみんながよく分かって作っていると思いました。
特典のカットされたシーンを見たら、完全版が見たくなりました。