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ずいぶん久しぶりにDVDで見直したら、いやあ、原作ありとはいえ、これはティム・バートン監督作品の中でも肩の力の抜けたいい作品だな、と改めて思いました。

ジョニー・デップも過剰さを抑えて、ナチュラルなオタクぶりと、幼少時代にトラウマを持つナイーブさを併せ持ち、クリスティーナ・リッチもこの時代らしい恥じらいをもった、初々しいキャラクターを演じています。

謎も最後までどんでん返しがあり、納得のいくトリックや謎解き。たぶんこの前までがスマッシュ・ヒットに恵まれすぎて、公開当時はちょっと地味な評価を受けていたと思いますが、これはいま見ても相当よくできているな、と思いました。

特撮では、動いていた人が首を飛ばされてゴロン、と転がるところまでの一連のカットがつながっているのが出色の出来で、人形っぽい白々しさがないのがいいです。クリストファー・ウォーケンも、序盤と最後しか出番がないですが、ほぼセリフなしなのに存在感抜群。